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場づくりベースキャンプ

200名の卒業生のための「場づくりベースキャンプ」がスタート!

「場づくり」をテーマにしたクラスを初めて開催したのは、2010年だった。

それまでも、れんげ舎では「場づくり」というコンセプトはとても大切にされていたが、
まったく一般の人たちを、自分たちで主催してクラスを展開するということはしていなかった。

2011年以降は、PARC自由学校の「コミュニティカフェを作ろう!」というクラスを、
「場づくり」という背骨をしっかり通して作り、ここから参加者が非常に増えた。

クラスは短くでも10回、長いと15回。合宿があったり、自主イベント開催があったり、
なかなかボリューム満点で、半年くらいかけて濃密にやる。

およそ200名の卒業生がいる。

だから、実際に自分の場(団体であったり、カフェであったり多彩)を開く人も多く、
「卒業」後のフォローアップの場をつくりたいと思っていた。

この「場づくりベースキャンプ」というのは、まさにそのための場だ。

ベースキャンプというのは、極地にアタックするための前線基地。
当面の安全が確保され、暖も取れる。

桜庭昌芳さん

月見かえるの1年を語る桜庭昌芳さん

桜庭昌芳さんと橋口樹さん

桜庭昌芳さんと橋口樹さん

初回のこの日は、20名の参加者に向けて、檜原村の森の中でカフェ「月見かえる」を開いた桜庭さんに、ケーススタディに登壇してもらった。

彼の新しい仲間である橋口さんは、クラスの卒業生ではないが、
「場づくり」のエッセンスがいろいろ伝わっていて、
彼と対等に接するために、必要なことを丁寧に伝えた桜庭さんの奮闘がうかがえた。

また、当初イメージしていた「場」と、実際にやってみた「場」の落差。
その落差と、どのように向き合い、かかわったのか。
「場づくり」をしている人にも、これからする人にも、示唆に富んだ内容だった。

「場」というのは、想像通りに展開しない。

それは苦労でもあるし、希望でもある。

ケーススタディの後は、軽食を作って、ちょっとしたパーティ。

今回集まったのは、20名ほどの参加者だが、初対面の人もいる。
違う年度の受講生どうしは、あまり顔を合わせる機会がないからだ。

場づくりクラスの受講生は、一人ひとりが、それぞれの場で取り組んでいる。

一人ひとり、それぞれの場でがんばってもらうしかない。

しかしそれでも、お互いに「励まし」は必要だ。
停滞しているときには「刺激」も必要。

そういう励ましや刺激のエネルギーを、交換したりシェアできる場にしたい。

201402_BBC_02

 

れんげ舎主催「場づくりクラス」は2015年度も開催します。

*最新情報は、メルマガ「場づくりのチカラ」でお知らせします。

 

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