© 新しい日常を創るためのベースキャンプ All rights reserved.

場所と場は別物

場所と場はべつもの。大切にすべきなのは?

NPOや市民活動団体のもっともよくある悩みは、

「活動の場所がない」というものだそうです。

みなさんは、活動の場をどう考えていますか?

自前の場所を保有したり賃貸するとなれば、

事務所であれ、運動場であれ、
一軒家であれ、店舗物件であれ、
どれもこれも高コスト!

その場所が持てないから、活動が出来ない…と。

でも、それは本当に正しいのでしょうか?
「場所」と「場」は、まったくの別物です。

「場所」は、地図上に座標で示せる地点のこと。
そこには広場があったり、施設があったりします。

それでは「場」とはなんでしょう?
ちょっとイメージしてみてください…。

気が置けない仲のいい友だちどうしで集まると、
リラックスした雰囲気が出来ます。

そのメンバーだからこそ話せる話題、本音。
普段の生活では得られない、安心感や充実感があります。

その「場所」が、だれかの自宅でも、カフェでも、
旅先でも、快適さや趣の差こそあれ、そこに生まれる
共通した雰囲気や可能性──それが「場」です。

「場」とは、建物というより、むしろ人間関係です。

僕は仕事柄、様々な「場づくり」の現場を訪問します。
<「場」先行パターン>
場所はないけれど、公共施設などで活動の場を持っている

<「場所」先行パターン>
場はないけれど、自前の施設や店などの場所を持っている
意外に思われるかもしれませんが、難しいのは後者です、
なにかの関係で、場所だけが先にあるパターンです。

場所だけをみて、「この場所いいな~!」と思えるような、
そんな素敵な場所であればあるほど、
場所に惑わされてしまう可能性が高まります。

「場所」ではなく、「場」をみてください。

場所が持てないと嘆く前に、場づくりしてみましょう。
いい場ができると、チカラが湧いてきます。

ただ、活動の性質によって、場所が必要な場合もあります。
例えばシェルター的な活動は、いくらそこの場がよくても、
やはり常設の施設=場所が必要です。

それでもやはり、大切にすべきなのは、目の前の場です。

高コストな「場所」の問題にはすぐに取り組めなくても、
よい「場」にするための努力は、すぐに始められます。

(初出:メルマガ「場づくりのチカラ」2013/11/25号)

Comments

comments

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


古い線路大2

「脱・就活」「脱・婚活」のススメ

「就職おめでとう!」「結婚おめでとう!」 生活のなかでよくつかわれる「おめでとう!」ですが、 「本当におめでたいのかよ」と思うこと、…

地域の居場所づくり

子どもから高齢者まで? 「地域の居場所づくり」の盲点

「地域の居場所」を作ろうという活動は、かなり前からさかんです。 社会福祉協議会などは「地域サロン」などの居場所づくりを推進していますし、市…

オトパ201503

未来の仲間のみつけ方 〜団体と市民はどう出会うのか?〜

八王子市のオトパこと「お父さんお帰りなさいパーティ」で講演してきました。 「未来の仲間の見つけ方」というなかなか素敵なタイトルですが、…

客体化プロセスを変換するには?

仲間がどんどん減っていく! 対処法は「客体化プロセス」を変換すること

共に活動していた仲間が抜けてしまう。 活動していると、仲間が去るのは避けられないことですが、中心で活動を支えている人には、なかなかつらい…

場づくりクラス

求める場は自分でつくれる! 場づくりクラス2015開講

「中高生の頃、いつでも行ける場があって、とても助けられました。でも、いまはそういう場がどこにもないから、どうすれば自分で作れるのか、それを知…

ページ上部へ戻る